派遣社員・箭内万作の事件簿1

「密室盗難の謎と怪異の棲む家(前編)」

<短編分冊>

著者:高瀬甚太
定価:本体250円(税別)

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高瀬甚太さんのコメント

元エリート社員が鬱になって破綻する――。現在では決して珍しい話ではありません。派遣社員箭内万作もまた、エリートサラリーマンとして海外勤務をするなど活躍していましたが、上司の執拗なパワハラに遭い、精神を病んでしまいます。一度引きこもりの状態になってしまうとなかなか抜け出すことは難しい。友人の力を借りて、派遣社員となった箭内は、コミュニケーションその他、対人関係に気を遣わなくて済む仕事を選んで仕事を開始します。これは、そんな箭内が派遣された先々で事件に遭遇し、それを解決していく物語です。ぜひご一読ください。

Profaile

高瀬甚太(たかせじんた)

和歌山県出身。15歳の年に単身上阪。以後、さまざまな職業を経験して、35歳の時、出版社に編集長としてスカウトされ、三十年間、出版経営に携わる。500点余の出版物を発刊し、千人強の人たちと出会う。その体験を生かして編集の仕事を辞し、小説の世界に飛び込む。現在、電子書籍を中心に500数十点の本を上梓。現在も精力的に作品を書き続けている。代表作に『大阪人大全』(リベラル社)、『編集長の些末な事件ファイル』『笑わんかい!』『退職刑事 榊原陽一郎』『二十四人の女』『ローランボックルタウンシリーズ』『えびす亭百人物語』(いずれも太陽堂出版より電子書籍として発売中)他多数。

編集部のコメント

素晴らしいキャリアを持ちながら、現在は何故か派遣社員の本作主人公「箭内万作」。とある理由で精神のバランスを崩し、人を避けてきた箭内。彼が今後関わる事件と共に、どう社会と接触し復帰するのか、シリーズを追いかけて見届けたくなる作品です。

人物紹介

箭内万作
元一流企業のエリートだったが、鬱を発症し、現在は派遣社員
田所隆一
箭内万作の親友。
花守弥五郎
花守家という古い家の当主。
花守夏江
花守弥五郎の妻。
団次郎
花守弥五郎の長男。
有本
花守家のお手伝い。
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