「愛犬物語 (一)」

<短編分冊>

著者:高瀬甚太
定価:本体250円(税別)

主な発売サイト

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高瀬甚太さんのコメント

中学を卒業して田舎を出る頃、家で飼っていた愛犬のことを私は未だに忘れられません。生まれて間もなくの頃からずっと愛犬の成長を見守っていた経緯があり、その一挙一動の多くが私の目に焼き付いて離れません。たまに田舎へ帰ると、私の帰りを予期していたかのように塀を跳び越えて私を迎えに来てくれた、あの喜びに満ち溢れた愛犬の表情、しぐさ――。愛犬の死を知らされた後、私は動物を飼うことが出来なくなりました。

Profaile

高瀬甚太(たかせじんた)

和歌山県出身。15歳の年に単身上阪。以後、さまざまな職業を経験して、35歳の時、出版社に編集長としてスカウトされ、三十年間、出版経営に携わる。500点余の出版物を発刊し、千人強の人たちと出会う。その体験を生かして編集の仕事を辞し、小説の世界に飛び込む。現在、電子書籍を中心に500数十点の本を上梓。現在も精力的に作品を書き続けている。代表作に『大阪人大全』(リベラル社)、『編集長の些末な事件ファイル』『笑わんかい!』『退職刑事 榊原陽一郎』『二十四人の女』『ローランボックルタウンシリーズ』『えびす亭百人物語』(いずれも太陽堂出版より電子書籍として発売中)他多数。

編集部のコメント

拾った愛犬に癒されながら、失踪した父に悩まされる母親・聡子の物語。これからどうしていくのかが気になる展開です。リアリティのある人間関係に、一筋縄ではいかない人間性を感じました。皆様はどう感じるでしょうか。ぜひご覧いただきたい作品です。

人物紹介

三益聡子
三益聡子の実家の苗字は「正田」。ゴンを拾い家に連れ帰る。
ゴン
子犬。捨て犬だったところを三益聡子に拾われ、三益家の一員となる。
三益聡子の息子。3歳。
三益聡子の息子。5歳。
市江
三益聡子の母。犬嫌いだったが――。
三益秀忠
半年前、突然家を出て行方不明になる。
広川早苗
秀忠の駆け落ちの相手と言われている女性。
広川早苗の夫
行方不明の妻、早苗を探している。
笠間
役所で働く男性職員。
田中洋一郎
三益秀忠の幼馴染。田中の牛小屋で忠が生まれる。
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