えびす亭百人物語 第八十番目の客

「余命九十日のシゲやん」

<短編小説>

著者:高瀬甚太
定価:本体250円(税別)

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高瀬甚太さんのコメント

えびす亭の常連であるシゲやんが余命九十日と宣告され、仲間たちがシゲやんを救おうと右往左往する。しがない立呑屋で出会った人たちの心温まる友情物語。人間にとって避けることの出来ない死、その死をどう迎えるか、シゲやんという人物を題材に余命宣告された人間の生きざまを描いてみたかった。これがその作品です。

Profaile

高瀬甚太(たかせじんた)

和歌山県出身。15歳の年に単身上阪。以後、さまざまな職業を経験して、35歳の時、出版社に編集長としてスカウトされ、三十年間、出版経営に携わる。500点余の出版物を発刊し、千人強の人たちと出会う。その体験を生かして編集の仕事を辞し、小説の世界に飛び込む。現在、電子書籍を中心に500数十点の本を上梓。現在も精力的に作品を書き続けている。代表作に『大阪人大全』(リベラル社)、『編集長の些末な事件ファイル』『笑わんかい!』『退職刑事 榊原陽一郎』『二十四人の女』『ローランボックルタウンシリーズ』『えびす亭百人物語』(いずれも太陽堂出版より電子書籍として発売中)他多数。

編集部のコメント

シゲやんは、ほんとに?何とかなるんじゃないの?そんな思いとともに読ませていただきました。人生について、そして幸せって何だろう?と、自分に置き換えていろいろ考えたくなる小説でした。えびす亭の舞台は、ほとんど出てこないけど、えびす亭ならではの人情味のある作品です。ぜひご賞味願いたいです。

人物紹介

鈴木繁和
すずきしげかず。シゲやん。大腸がん末期で、医師から余命九十日を宣言された本編の主人公。
深井五郎
ふかいごろう。シゲやんのえびす亭の同僚、通称、ゴロゴロ。 
田奈明俊
たなあきとし。シゲやんのえびす亭の同僚、通称タナボタ。
三井貴志
みついたかし。シゲやんのえびす亭の同僚、通称みっちゃん。唯一の高学歴。
医者
シゲやんに余命九十日の命と宣告、自宅療養を勧める。
繁和の奥さん
シゲやんが惚れて惚れぬいた愛妻。シゲやんを陰で支える良妻賢母。
五郎の一度目の奥さん
ゴロゴロが浮気がひどくて別れた悪妻。
五郎の二度目の奥さん
ゴロゴロの現在の妻。金使いの荒い悪妻。
明俊の奥さん
タナボタが三十九歳で見合い結婚した良家の子女。
大学病院の医師
シゲやんが亡くなるまで見守った大学病院の医師。奥さんを励ます。
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