「奪還(前編)」

<短編分冊>

著者:高瀬甚太
定価:本体250円(税別)

主な発売サイト

iBooks/Amazon/BookLive/BOOKWALKER/COCOROBOOKS/DMM.com/ブックバス/楽天kobo/コミックシーモア/ReaderStore/紀伊國屋書店/GooglePlay/7net/Neowing/ひかりTVブック

高瀬甚太さんのコメント

この話は、探偵会社を経営する友人から聞いた話を基に作ったもので、半ば真実、半ばフィクションの物語です。要塞のような建物から如何にして娘を救い出すか、その友人は実際に娘を救い出したのですが、そこに至るまでの経緯がまるで冒険小説を読んでいるようで面白かったことを覚えています。救出劇というのは、映画であってもテレビドラマであってもドキドキワクワクして楽しませてくれるものですが、読者の皆様にもその楽しさを共有していただければと思い、今回の作品を作りました。楽しんでお読みいただければ幸いです。

Profaile

高瀬甚太(たかせじんた)

和歌山県出身。15歳の年に単身上阪。以後、さまざまな職業を経験して、35歳の時、出版社に編集長としてスカウトされ、三十年間、出版経営に携わる。500点余の出版物を発刊し、千人強の人たちと出会う。その体験を生かして編集の仕事を辞し、小説の世界に飛び込む。現在、電子書籍を中心に500数十点の本を上梓。現在も精力的に作品を書き続けている。代表作に『大阪人大全』(リベラル社)、『編集長の些末な事件ファイル』『笑わんかい!』『退職刑事 榊原陽一郎』『二十四人の女』『ローランボックルタウンシリーズ』『えびす亭百人物語』(いずれも太陽堂出版より電子書籍として発売中)他多数。

編集部のコメント

刑期を終えたのちに組を辞めた正岡の物語。でも、ある奪還作戦に巻き込まれていく主人公。いろいろな思いや気持ちを感じながら決意していくところが見どころの一つのように思います。後半に期待が持てる作品です。ぜひご覧いただきたいです。

人物紹介

正岡敦
太い眉、短髪、顔の作りに特徴がある。
竜胆組で正岡の弟分。
内藤匡
竜胆組の若頭
母親
正岡の母親
斉藤仁
竜胆組の親分
綾香
正岡が逮捕されるまで同棲していた女性
藤岡貞二
赤松興信所の代表取締役。小太りで気のいい感じ。
赤松興信所の課長。印象の薄い、中肉中背の50がらみの男性。
岡山
民自党の代議士。大阪府選出の参議院議員で、次期大臣候補とも呼ばれる男性。
美鈴
短大に入ったばかりの、岡山の一人娘。
多門健二
木南組の若頭。美鈴と結婚したいという男性。
東山
美鈴の友達。
金田六輔
金六。父親が韓国人、母親が日本人。正岡が金六を竜胆組に迎え入たが、女性問題で破門になった。
松永太一
正岡とは敵対する組の人間だったが、組を超えた兄弟分のような間柄。
太陽堂出版バナー ホープブックスバナー 「奪還 (前編)」 高瀬甚太 ~一途な愛は奇跡を興す~「十年恋」 高瀬甚太 「友に贈る酒」 高瀬甚太 二十四人の女 一「冤罪」 高瀬甚太 「愛犬物語 (一)」 高瀬甚太 「追憶 母を偲んで」 高瀬甚太 ~誰が母を殺したのか~ 「暗流 第一回」 高瀬甚太 「白・色・殺人」 高瀬甚太 編集長の些末な事件ファイル166「悪魔の棲む家 前編」 高瀬甚太 えびす亭百人物語 第八十番目の客「余命九十日のシゲやん」 高瀬甚太 「三味線お米 前編」 高瀬甚太 シリーズ・ローランボックルタウン(一)「ローランボックルのピンクハウス」 高瀬甚太

©2018 Mission Corporation

画像