えびす亭百人物語74
「お蝶さん」
<短編小説>
著者:高瀬甚太
定価:本体250円(税別)
主な発売サイト
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編集部のコメント
お蝶さんは、とても情熱的で、メラメラ燃える感じがしますね。今回も高瀬甚太先生の大阪の町に住む人々の描写がとても味わいあるように思います。なるほど、そうくるのか、という展開。思う存分に味わってもらえればと願っています。
人物紹介
- お蝶さん
- 前園千代子。普通のОLだったお蝶さんだが、市場で働く川島五郎と出会って、市場で一緒に働きたいと思う。その川島が失踪した後、お蝶さんは川島の代わりに市場で働くようになる。誰にも愛される美人で愛嬌があって男性たちに人気のグラマーな女性、そんなお蝶さんだったが、ひたすら川島の帰りを待ち続け、市場で汗を流す。
- 川島五郎
- ギャンブル好きで遊び人で高知生まれで一途な性格。特別ハンサムでも、スタイルがいいわけでもなく、市場で働くごく普通の男。ギャンブルで作った借金から逃がれるため、お蝶さんを捨てて失踪する。
- 里やん
- お蝶さんの父。高知生まれの大酒呑みだが、酒に呑まれることはない。高知で一人暮らしの七十二歳。
- 三田村洋介
- 元ヤクザの市場の責任者。川島が背負った借金の相談に乗る。
- 後藤
- 川島を騙して高利なお金を貸したヤクザ。