編集長の些末な事件ファイル159

「呪いの市松人形(前編)」

<短編分冊>

著者:高瀬甚太
定価:本体250円(税別)

主な発売サイト

iBooks/Amazon/BookLive/BOOKWALKER/COCOROBOOKS/DMM.com/ブックバス/楽天kobo/コミックシーモア/ReaderStore/紀伊國屋書店/GooglePlay/7net/Neowing/ひかりTVブック

高瀬甚太さんのコメント

市松人形には独特の風情があります。何かしら人の心を覗き見るような、そんな視線を市松人形に感じることがあり、暗い部屋で市松人形を見つけると、ドキンと胸が躍る、そんな恐怖を感じたことがよくありました。

人形に関する呪いの話は決して少なくありません。念の入った人形というのも、世の中には少なくないと私は思っています。この作品もそんな中の一つです。市松人形に係る恐怖、市松人形に恐怖を感じる方、それは自らに思い当たるものがあるからこその恐怖かも知れませんね。

Profaile

高瀬甚太(たかせじんた)

和歌山県出身。15歳の年に単身上阪。以後、さまざまな職業を経験して、35歳の時、出版社に編集長としてスカウトされ、三十年間、出版経営に携わる。500点余の出版物を発刊し、千人強の人たちと出会う。その体験を生かして編集の仕事を辞し、小説の世界に飛び込む。現在、電子書籍を中心に500数十点の本を上梓。現在も精力的に作品を書き続けている。代表作に『大阪人大全』(リベラル社)、『編集長の些末な事件ファイル』『笑わんかい!』『退職刑事 榊原陽一郎』『二十四人の女』『ローランボックルタウンシリーズ』『えびす亭百人物語』(いずれも太陽堂出版より電子書籍として発売中)他多数。

編集部のコメント

またもや怪異に巻き込まれる井森編集長。今回は知り合いの骨董屋からの依頼。大阪南部を舞台に渦巻く怨念と立ち向かいます。もう何が本業かよくわからない編集長ですが、つい応援してしまうのは何故でしょうか。

人物紹介

井森公平
零細出版社の代表兼編集長。さまざまな事件に遭遇し、その謎を解明していく。
江西みどり
臨時に雇った女子社員。井森の助手として活躍する。
境田彦次郎
骨董屋『亀雄骨董店』の主人。
日吉源蔵
市松人形の元の持ち主。
川口慧眼
劉王寺の住職。
日吉源蔵の妻
境田に譲渡するまで市松人形の呪いに悩まされ続ける。
日吉源蔵の息子
原因不明の心臓病患者。
麻衣子
立花建設の一人娘。日吉源蔵の息子の嫁。
太陽堂出版バナー ホープブックスバナー 「奪還 (前編)」 高瀬甚太 ~一途な愛は奇跡を興す~「十年恋」 高瀬甚太 「友に贈る酒」 高瀬甚太 二十四人の女 一「冤罪」 高瀬甚太 「愛犬物語 (一)」 高瀬甚太 「追憶 母を偲んで」 高瀬甚太 ~誰が母を殺したのか~ 「暗流 第一回」 高瀬甚太 「白・色・殺人」 高瀬甚太 編集長の些末な事件ファイル166「悪魔の棲む家 前編」 高瀬甚太 えびす亭百人物語 第八十番目の客「余命九十日のシゲやん」 高瀬甚太 「三味線お米 前編」 高瀬甚太 シリーズ・ローランボックルタウン(一)「ローランボックルのピンクハウス」 高瀬甚太

©2018 Mission Corporation

画像