恋・愛・百物語十六人目の話

「愛する人へ」

<短編小説>

著者:高瀬甚太
定価:本体250円(税別)

主な発売サイト

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高瀬甚太さんのコメント

今回の話は、実話に基づいたフィクションです。知人から聞いた話をもとに多少の脚色を加えて書き起こしました。その中で印象に残ったのが次の一節です。主人公が愛する女性がプロポーズを断ったことを知り、尋ねます。「大会社の社長の息子ですし、玉の輿だと思ったものですから」。すると女性は彼に言いました。「地位や名誉やお金と結婚するほど私はつまらない女ではありません」。知人にその話を聞いたとき、本当に素晴らしい人だ。心からそう思いました。この作品を通じて私は、真の愛の姿、幸せとは何か、を考えて頂きたい。そう思ってペンを振るいました。『幸福とは、お互いの気持ちが誤解なく相手に通じる時、感じるものなのだ』とは主人公の言葉です。真の愛に出会いたい人に読んでいただきたい作品です。

Profaile

高瀬甚太(たかせじんた)

和歌山県出身。15歳の年に単身上阪。以後、さまざまな職業を経験して、35歳の時、出版社に編集長としてスカウトされ、三十年間、出版経営に携わる。500点余の出版物を発刊し、千人強の人たちと出会う。その体験を生かして編集の仕事を辞し、小説の世界に飛び込む。現在、電子書籍を中心に500数十点の本を上梓。現在も精力的に作品を書き続けている。代表作に『大阪人大全』(リベラル社)、『編集長の些末な事件ファイル』『笑わんかい!』『退職刑事 榊原陽一郎』『二十四人の女』『ローランボックルタウンシリーズ』『えびす亭百人物語』(いずれも太陽堂出版より電子書籍として発売中)他多数。

編集部のコメント

今回は俳句やエッセイ、小説を書く男性が主人公の物語です。主人公の不器用でひたむきな姿勢が何とも言えない味を感じさせます。美耶子さんへの想い。なんだかじんわりしてくる、そんな感じの作品です。表紙は心の落ち着きがある主人公を応援するつもりで、俳句を書く姿を選んでみました。手に取ってお試しいただければ嬉しいです。

人物紹介

遠井雄一郎
一人の女性、高倉美耶を誠実に真心を込めて愛する主人公。
高倉美耶子
出版社入社と同時に社内の男たちの人気の的となり虜にした美人だが心のやさしい女性。
御曹司
大手の製薬会社の御曹司。美那子に一目ぼれし、金と権力、地位に任せて妻にしようとする傲慢な男。
太陽堂出版バナー ホープブックスバナー 「奪還 (前編)」 高瀬甚太 ~一途な愛は奇跡を興す~「十年恋」 高瀬甚太 「友に贈る酒」 高瀬甚太 二十四人の女 一「冤罪」 高瀬甚太 「愛犬物語 (一)」 高瀬甚太 「追憶 母を偲んで」 高瀬甚太 ~誰が母を殺したのか~ 「暗流 第一回」 高瀬甚太 「白・色・殺人」 高瀬甚太 編集長の些末な事件ファイル166「悪魔の棲む家 前編」 高瀬甚太 えびす亭百人物語 第八十番目の客「余命九十日のシゲやん」 高瀬甚太 「三味線お米 前編」 高瀬甚太 シリーズ・ローランボックルタウン(一)「ローランボックルのピンクハウス」 高瀬甚太

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