「父が消えた日 前編」

<短編分冊>

著者:高瀬甚太
定価:本体250円(税別)

主な発売サイト

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高瀬甚太さんのコメント

このお話は実話に基づいて作られています。若干、脚色している部分こそありますが、そのほとんどが実話です。行方不明の父親が息子を訪ねてやってくる。古今東西、そうした話はたくさんあり、特に珍しい話ではありません。それでも実話に即した話というのは、そこに何かしらそこはかとなく流れるものがあり、単なる人情や安っぽい感傷を超えたものがあるものです。本書をお読みになればその意味がよくわかります。ぜひお読みになってください。

Profaile

高瀬甚太(たかせじんた)

和歌山県出身。15歳の年に単身上阪。以後、さまざまな職業を経験して、35歳の時、出版社に編集長としてスカウトされ、三十年間、出版経営に携わる。500点余の出版物を発刊し、千人強の人たちと出会う。その体験を生かして編集の仕事を辞し、小説の世界に飛び込む。現在、電子書籍を中心に500数十点の本を上梓。現在も精力的に作品を書き続けている。代表作に『大阪人大全』(リベラル社)、『編集長の些末な事件ファイル』『笑わんかい!』『退職刑事 榊原陽一郎』『二十四人の女』『ローランボックルタウンシリーズ』『えびす亭百人物語』(いずれも太陽堂出版より電子書籍として発売中)他多数。

編集部のコメント

自分勝手な失踪をし、長年にわたり奥さんと息子に苦労をかけた父のお話しです。そんな父がある日突然ひょっこりと。作品を読むとき、たまに主人公や物語の主要な登場人物を自分に置き換えたりするのですが、もし自分がこの作品の登場人物、例えばこのどうしようもない父の立場だったならどうするかな?そんなふうに少し物語に入り込んで読むと面白い作品だと思います。

人物紹介

岡村赳夫
結婚式を前にして突然、現れた蒸発中の父親の訪問に戸惑う主人公。
三枝奈々枝
父親に反対されながらも赳夫との結婚を決意する意志の強い女性。
赳夫の父
母と赳夫を残し、女と駆け落ちし失踪、行方不明になる。突然、赳夫の前に現れた真意は?
赳夫の母
家を出た夫を愛し続ける一途な母。突然、現れた夫を前にして母は?
太陽堂出版バナー ホープブックスバナー 「奪還 (前編)」 高瀬甚太 ~一途な愛は奇跡を興す~「十年恋」 高瀬甚太 「友に贈る酒」 高瀬甚太 二十四人の女 一「冤罪」 高瀬甚太 「愛犬物語 (一)」 高瀬甚太 「追憶 母を偲んで」 高瀬甚太 ~誰が母を殺したのか~ 「暗流 第一回」 高瀬甚太 「白・色・殺人」 高瀬甚太 編集長の些末な事件ファイル166「悪魔の棲む家 前編」 高瀬甚太 えびす亭百人物語 第八十番目の客「余命九十日のシゲやん」 高瀬甚太 「三味線お米 前編」 高瀬甚太 シリーズ・ローランボックルタウン(一)「ローランボックルのピンクハウス」 高瀬甚太

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